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想フコト
当事者意識(いけだ)
最近、メールを頂いたり、直接お会いし、
多くの人から当NPOや活動についてのご意見やご質問をお受けする機会が増え、感謝と感激しきりです。
今後の活動の中に反映させていきたいと考えています。

さて、そうしたことから感じることですが、
差別や人権についての捉え方や感じ方に大きな格差や濃淡があるということです。
被差別の当事者やそれに悩む人にとって、大変重要な問題であるのですが、他者にすれば「なあんだ、そんなことくらい」となりがちです。

またこうした人権問題を取り上げることが「放っておけばなくなるのに」とか「気にしすぎ・・」と批判的な人も少なくありません。
しかし、こうした考えが誤りであることはいうまでもありません。
それに、他者と思っている人も、その人の考え方にかかわらず現実の社会のなかに差別問題や人権侵害の事実がある限り、その人はもはや他者ではなく当事者であるのです。
そして社会のなかに、こうした問題がないほうが絶対に良いに決まっているのです。

どんな問題にも目を背けることなく、気付き、考え、一歩踏み出すことが大事です。

福祉についても同様で、誰もが他者ではなく当事者なのです。
先日開催した「森住卓写真展」についても、ご来場して頂いた多くの皆様は、戦争という事実を傍観者としてではなく、それぞれの思いや体験を重ねて、当事者の姿勢で写真や森住さんの話にふれてきました。

私たちは、そこから第一歩がはじまると思っています。

話が変わりますが、街づくり運動にかかわって「グラウンドワーク運動」に興味を覚えています。
私たちのめざす「福祉と人権の街づくり」にとっても、極めて貴重な提案であると思い、早急に整合性を中心に研究していきたいと考えています。

2004/02/25

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