こんにちは。池田です。 1回目の「くろーずあっぷ」は、ケアマネージャーという仕事に就いておられる、湯浅町社会福祉協議会(文中では社協)の阪井さんにお話をお伺い致しました。 |
イ ン タ ビ ュ ー 阪井=阪井達夫さん Q=インタビュアー(池田) Q 阪井さんが、ケアマネージャーになったきっかけとか、日頃困っている事について御話ししてください。 阪井=僕は、以前から社協で仕事をしてたんですけれど、介護保険制度の導入に関わって社協も事業所になるということで必要にかられてケアマネージャーになりました。 困ることは、山のようにあるんですけどね。 一番困ることは、本人と家族の希望が違うということですね。 家族がそうしたいと思っても本人の気持ちは別のとこにあるんです・・・。 「痴呆」が進んでいるんですが、足腰が達者だったりすると(本人は何でも自分でできると思い込んでいる)どこへ行くかわからんし、家族が介護にへとへとになっているんです。 良かれと思ってしたことでも、「痴呆」が進んでいたりすると、ショートステイに行ったりしても直ぐに帰りたがったりでね。 制度的な面でいうと、たかだか76項目くらいの調査なんで、その人の外から見た面・身体的な面だけのものになってしまっている。 だから、多少の内面的な点とかが加味されていますが、やはり調査員によって変わってくるんです。 例えば、一人暮らしの場合は無理しても自分でやっしまう、ところが家族があった場合は家族がやっているわけです。 だから、トイレなんかどうですか何て聞くと、一人暮らしの場合できるという事になる。 一方は、家族にやってもらっているということになってしまう。 そうすると認定の時に、実際の本人の状態と違う結果が出てしまうんです。 Qそうですよね、まだ客観的な判断基準とか認定方法が確立されていない・・・ 阪井=そう、本人の状態は常に変化しているし、置かれている状態で違ってくる。 日々のことなんで、毎日関わっている人や本人の状態を良く知っている人の調査時の立会いが絶対に必要なんです。 わざと重たく出す必要も無いけど正確にねえ・・・。 特にうちの在所の年寄りの場合(同和地区)、識字の問題もあるし、役場の人が来てくれるわけですが、もう早よ帰ってほしいばかりでね・・・。 ええ様に取り繕うとかね・・・。 |