ぼくは、今年3つの老人ホームに行ってきました。一つ目はKです。Kはクラスで行きました。お年寄りと話す機会はあったけどなかなか話すことはできませんでした。でも最後の合唱はすごくうまくいってとてもうれしくなりました。でもお年寄りの人に話すことができなかったという課題で二つ目のYに行きました。そこでゲームなどしてあそびました。僕の課題のお年寄りと話すというのもしっかりできました。でもお年寄りは生活するなかでいろいろなものを使っていました。一番使われていたのは車イスです。そこが僕とちがっている生活だと思いました。三つ目は、Aへ行ってきました。Aは一日体験しました。僕はお年寄りにご飯を食べさせてあげました。とても大変でした。でもそこにつとめている人はこれを毎日続けているのですごいと思います。僕はお年寄りに自分から進んで話すことができるようになったのでよかったです。
僕たちも身の回りでお年寄りにできることがあったら、積極的にとりくんでいきたいです。
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鳥居賀柄子先生の評
Nさんは、福祉体験に取り組むのにあたって、自分の課題を持って臨み、しっかり活動に取り組んだことが、作文からよく分かります。
自分から進んでお年寄りの方たちと話せるようになって嬉しかった気持ちが伝わってきました。
福祉体験の場だけに留まらず、体験学習で取り組んだことがきっかけとなって、自分の近くのお年寄りの方に対しても、できることがあれば積極的に取り組んでいきたいとの気持ちを持つようになってくれたことはとっても嬉しいです。
これからも、お年寄りの方をはじめとして周りの人たちに対して、決めつけた見方や感じ方をせず、相手の立場や気持ちをしっかり考えながら、より関わりをもっていってほしいです。
福祉体験における自分の課題や、その学習を通しての自分の気持ちは書かれていますが、その場の様子やお年寄りの様子も詳しく書くと、もっと、Nさんの思いが伝わると思います。文章が長く続いているので、段落構成も考えるようにしましよう。
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坂下義民先生の評
介護施設を何度か訪問して、なかなかうまく高齢者と話すことができないのを残念に思っていたが、合唱がうまくいいって喜んでもらったことが、大変うれしく励みになったようでした。その後、施設で働く方々の大変さに想いをめぐらすことができ、自分もできることがあれば積極的に取り組んでいきたいとの決意を聞き、頼もしく感じました。
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