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「ばあちゃんとの生活を」大事に
M・Kさん(萩原北中学校2年生)

 僕のおばあちゃんはアルツハイマーという病気です。僕が小2の時に病気になってしまって、その頃は早く治ってほしいなと思っていました。しかし、アルツハイマーという病気は治らず悪くなる一方です。
 そもそもアルツハイマーは、お年寄りの方に発生しやすくて、記憶力が減退していく病気です。
 僕が小4になるまではおばあちゃんは自分で出来ることは出来ていました。トイレ、ごはん、歩くこと。
 だんだんと筋力が弱くなっていき、記憶力もゆっくりと忘れていきました。
 発病してから4年が経ちました。僕は小6になって、福祉施設で福祉体験をしました。福祉体験では、お年寄りに対する、優しくする気持ちを学びました。これを機会に僕は福祉についてもっと知りたいと思いました。
 中学生になって北学びで福祉に入りました。中1では、2回福祉体験をしました。2回とも利用者への方に喜んでもらえるような行動をしました。利用者の方は、お話やプレゼントをすると笑ってくれました。
 今までの福祉体験を生かして、家のばあちゃんを支えていき、ばあちゃんの笑顔が見られるようお話やプレゼントをあげていきたいです。


鳥居賀柄子先生の評

 中学校での北学びで福祉を選んだのは、おばあちゃんの病気のことがあって、6年生のときに福祉体験をしたことがきっかけとなり、福祉への関心を強く持つようになったからなのですね。
 Mさんは、福祉体験で「利用者の方に喜んでもらえるような行動をしよう。」との目標を持って、一生懸命活動に取り組んだのでしょうね。お年寄りの方がMさんからのお話やプレゼントを喜んでくれたことを、嬉しく感じている気持ちが伝わってきます。
 何回かの福祉体験で学んだことを生かして、病気のおばあちゃんを支えていこうと考えているMさんのやさしい気持ちは、きっとおばあちゃんにも伝わっていると思います。
 お家でのおばちゃんのお世話はたいへんなことも多いと思いますが、家族みんなで力を合わせておばあちゃんをしっかり支えていってあげてくださいね。Mさんならきっとそれができると思います。
 「ばあちゃんとの生活をだいじに」という題名に、Mさんのおばあちゃんを思う気持ちが強く現われていると感じました。
 おばあちゃんの様子やおばあちゃんに対するMさんの関わり、福祉施設での利用者への関わり等について、もう少し具体的な内容を書いていくと、より気持ちが伝わるすてきな作文になったと思います。

坂下義民先生の評

 福祉施設での体験から人に優しくすることとその充実感を学び、自分自身も嬉しくなり、そうしたことを自分の祖母に向けていくことに喜びを見いだしていく方向に発展していることがほほえましく感じました。

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担当からのコメント