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「差別について」
杭ノ瀬子ども会・中学二年 A・Aさん

 私は、この話を聞いて、こういう治る病気でも差別がおこるとは思いませんでした。
ハンセン病になっても、人間は人間なんだから差別なんてしないでいいと思います。
私は、ハンセン病の話を聞いて、びっくりしました。友だちだと思っている人にハンセン病だと分かってしまい、家の窓ガラスを割られたり、その菌を持っていないのに「となりに座ると感染する」と言われたり、ひどいと思います。
その人が歩いた場所を徹底的に消毒したり、あきらかに、その人たちは差別に付き合ってる人たちです。ハンセン病だと分かって、同じお墓に入れてもらえない人たちは、どれだけ辛かったのか、その隔離されている島の食べ物を食べられない、別に毒は入っていないのに。
そのせいで、離婚したり、自分の居場所がなくなり、本名まで隠さなければ、ずっと差別を受けてしまう。
この差別をなくさなければ、ずっと辛い思いをするだけです。
だから、全国の人たちにハンセン病で差別を受ける人たちの思いを伝えなければいけないと思います。




山本美博さんのコメント

 子ども会で学習したハンセン病患者に対する差別の内容が具体的に書かれています。ハンセン病に対する無知・無理解から起こる差別に対し、「全国の人たちにハンセン病で差別を受ける人たちの思いを伝えなければ・・・」という作文の結びにA.Aさんのこの問題に対する真剣さが読み取れます。

近藤勉さんのコメント

 一行目から「この話」「こういう治る病気」と指示語の内容が書いた本人しかわからないような書き方は読み手が困るので指示内容を明確にして書きましょう。段落が7つあるのは400字〜500字程度の文章では多すぎるので、せめて2段落ぐらいにしましょう。「辛かったのか、」は「辛かったか」で言い切り、「その隔離されている島の」を「隔離されて、島の」とした方が文脈的によいでしょう。
 全体としては、「・・・、別に毒は入っていないのに」と倒置法にして強調している所は書き方に工夫をしていてシャレています。最後の一文も自分の主張がはっきり出ていてとてもいいです。どんなときでもはっきり自己主張できる人間をめざしましょう。文章のもつメッセージ性をこれからも大切にしていきましょう。


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担当からのコメント