トップへ トップへ  当NPO概況  資料  リンク
イベント情報 投稿記事 狭山事件 差別事件 クローブアップ オススメ コラム
「基地はもういらない!!」
5・15平和行進に参加してきました。



も く じ
  • 1日目
  • 2日目
  • 3日目


  • (2ページ目)
  • コース
  • 写真
  • 最後に

  • 1日目


    辺野古への新基地建設を許さない全国集会(団結式)

    於:名護市役所前広場


    「5・15平和行進」に参加

    5月15日(木)ヒューマンライツわかやまの代表としとて第31回「5・15平和行進」に参加してきました。

    15日は、小雨が降るなか「復帰36年5・15平和行進結団式」に約800人が参加した。

    自分のイメージでは、沖縄はとても熱く湿気が多いという印象であったが、台風の影響もありその日は少し肌寒い感じがするぐらいだった。

    小雨が降っているにもかかわらず参加者は力強く「米軍再編ノー、辺野古の新基地反対」と基地のない平和な沖縄を訴えていた。

    私は参加者の気迫に驚かされるとともに、参加者、県民の思いを胸に込め沖縄平和行進を熱く真面目に参加しなければならないと感じました。

    平和行進スタート


    於:辺野古〜

    平和行進初日は昨日と違い、空は晴れわたり、今日は一日中この暑さに包まれるなという感じがした。

    私たちが行進した初日の東コースは、普天間基地移設地とされる名護市辺野古を出発し、金武町営グランドまでの約18kmを行進した。

    辺野古海岸には、キャンプ・シュワブとの境界にある鉄条網に平和を訴えるメッセージが書かれたリボンが無数に結ばれており、沖縄に米軍基地はいらないという住民の強い思いが感じとれた。


    また韓国から参加した「希望の歌 コッタジ」や民族舞踊グループ 「トヌム」が歌や舞踊を披露し平和行進を盛り上げてくれた。
    初日の東コースは山道の影響もあり、最初の休憩地点ですでに足がパンパンに張っている状態で、予想以上にきつかった。
    だが周りを見渡すと、あきらかに私より年上の人達が笑顔で会話しているのを見ると、15日での平和行進結団式での決意を思い出し、最後まで熱い気持ちで行進に参加しようと心に誓った。


    最終地点の金武町営グランドでは、到着と同時に地面に座りこんでしまい、もう歩けないというのが本音でした。
    しかし地元の人達に「お疲れ様」「ご苦労様」等、心から声をかけられると、自然と笑顔になり明日も頑張ろうという気持ちになった。
    最後に参加者全員で明日も力強く行進する事を誓い合い1日目は終了した。

    2日目



    於:沖縄市役所〜

    平和行進2日目の朝を迎えると、全身筋肉痛でベッドから起き上がるのもキツイ状態だったが、自分に渇を入れ、筋肉を解し、出発場所である沖縄市役所へ一緒に参加している和歌山の仲間と向かった。
    平和行進2日目の東コースは、沖縄市役所を出発し嘉手納基地第2ゲートで抗議行動を行い砂辺馬場公園までの約14kmを行進した。

    沖縄市役所前での出発式では、県内外から駆け付けた労働組合員など約700人が参加し「米軍再編による基地機能の強化に反対」などと強く訴えていた。
    また式に参加した東門美津子沖縄市長は「基地機能が強化される中、市民の不安や事件事故を一緒に考える機会にしていこう」とあいさつし、私たち参加者は、沖縄市役所から砂辺馬場公園までの道のりをスタートした。

    嘉手納基地第2ゲートでの抗議行動では、基地のフェンス沿いに並び「沖縄に基地はいらない」「米軍基地を撤去せよ」等、参加者全員で抗議行動を行った。
    シュプレヒコールを行う姿は、昨日の疲れをまったく感じさない力強く激しい抗議行動だった。

    最終地点に向かう途中、二機の米軍の戦闘機が私たちの真上を通過した。
    私は始めて戦闘機を見たが、それはもの凄い爆音で寒気がするほどであった。
    この爆音を聞くたびに戦争の恐怖を思い出す住民や夜間問わず繰り返される騒音に悩む住民たちのことを思うと、シュプレヒコールにも自然と力が入り、残りの砂辺馬場公園まで力強く行進できた。

    PM4:00からは砂辺馬場公園で行なわれる「爆音被害に抗議する集会」に参加する予定だったが、1時間遅れで会場に到着すると、西コースの参加者達がすでに到着しており、拍手や声援を掛けてくれ暖かく出迎えてくれた。

    砂辺馬場公園に到着すると、米軍人向けの住宅が数多く立ち並び「基地外基地」を目の辺りにし、私はあまりにも多い米軍人の多さに驚いた。

    「爆音被害に抗議する集会」で野国昌春北谷町長は、「基地外に住む米軍人らは住民登録もせず、自動車税も減免、車庫証明も取らずに路上駐車するなど地域に迷惑を掛けている。
    住民は早朝未明のF15の 爆音にたたき起こされ、苦しい日常を送っている」と現状を報告した。
    私たち参加者は、基地に隣接する被害実態を肌で感じ、この平和行進を最後まで歩き続け、成功させることを誓い合い2日目は終了した。

    3日目



    於:沖縄市役所〜宜野湾市海浜公園野外劇場

    平和行進最終日の朝を迎えると、1日目、2日目よりは筋肉痛が軽く思っていた以上に目覚めが良く体は軽くさえ感じた。
    私たちは平和行進最終日ということもあって、緊張した足どりでバスへ乗り込み、県企業局プラザハウス前まで向かった。県企業局プラザハウス前に到着すると、最終日が日曜日というのもあり凄い参加者の数で熱気に包まれていた。

    最終日の東コースは、県企業局プラザハウス前で出発式を行い、宜野湾海浜公園屋外劇場まで約12kmを行進し、5・15平和とくらしを守る県民大会に参加した。

    宜野湾海浜公園屋外劇場に到着すると、地元の住民の方々が大勢待っていて、両手にお茶やシークゥワサージュースをもって私たち参加者に配ってくれた。
    また「希望の歌 コッタジ」や民族舞踊グループ 「トヌム」が歌や舞踊を披露し、会場全体を盛り上げてくれた。

    5・15平和とくらしを守る県民大会には約4000人が参加し、今にも雨が降りだしそうな曇り空の下、行進を終えた労組や平和団体関係者が集結し、それぞれの旗や「基地の押し付けは許さない」などの横断幕を掲げ、米軍再編に伴う基地の拡大・強化に反対した。
    主催者を代表して崎山 嗣幸沖縄平和運動センター議長が「軍事基地の島から脱却し平和の島にするために、大きな運動を前進させて行きたい」と挨拶し、開催地の伊波洋一宜野湾市長は「沖縄から基地をなくし、全国への拡散を阻止することを誓い合いたい」と呼び掛けた。

    県外からの二千人を含む約七千人が米軍基地周辺や沖縄戦跡を巡り、県内と全国、海外の市民が連帯し平和を守ることを誓い合い5・15平和行進は4日間の日程を終了した。


    更 新 情 報







    担当からのコメント