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「手 紙」
フォークソング歌手の岡林信康さんが、ある女性の遺書をもとに作曲した曲。
現在では、差別を乗り越えて頑張っている人もたくさんいてますが、結婚の時に差別されて苦しんでいる人もたくさんいます。

BRIDGE ROCK IWASEのメンバーの一人が当時、お付き合いしていた彼女の親に「うちの家系は長男と結婚させへんとか、大学出てない子とは結婚させへん、それに部落の人とは絶対一緒にはさせられへん」と言われて、「何を言うとんねん!」と言い返せるだけの知識や相手を納得させる言葉をもっていなかった。
今は家族をもち幸せに暮らしてるが、子どもが大きくなった時に差別や壁のない世の中になってほしいと願って唄った。


♪ 手 紙


私の好きな みつるさんは おじいさんから お店をもらい
二人いっしょに 暮らすんだと うれしそうに 話していたけど
私といっしょに なるのだったら
お店をゆずらないと 言われたの
お店をゆずらないと 言われたの

私は彼の 幸せのため 身を引こうと 思ってます
二人いっしょに なれないのなら 死のうとまで 彼は言った
だからすべてを 彼にあげたこと
くやんではいない 別れても
くやんではいない 別れても
もしも差別が なかったら 好きな人と お店がもてた
部落に生まれた そのことの どこが悪い なにがちがう
暗い手紙に なりました
だけど私は 書きたかった
だけど私は 書きたかった


(『平和と人権の集い〜伝えたい この思い』報告書より抜粋)

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