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「浸水」から「親水」へ
水路・緑地の整備が行われた
館長さんは「自分の思い出のある住宅や建てて間もない住宅を撤去させ、あらたに借金などをして新築させるという大変な負担を住民の皆さんに課してきた」そういうことも含めての「まちづくり」であった。
地区内をまわった。
とにかく整備されている。

中心部を12メートル幅の道路が走り、外周部は9メートル。
全体の幅の半分近くを歩道として確保されている。
また、地区の中心を広い公園〔もともとの地区の3分の1近くを占めている〕。

気付いたのだが、無粋なブロック塀がないのだ。
これは環境協定で個人住宅の景観を規制しているからである。

9月中旬、残暑の日差しが厳しい。
説明の職員さんの話もあったが、とにかく冷たいものでも飲みたいのだが、どこにでも見かける清涼飲料水の自動販売機がまったく見当たらない。
そういえば見落としたかも知れないが何でも屋さんていうか商店もない。
地元の人に申し訳ないが、何か納得しがたいのは私の勝手な思いかも・・・。
パンフレットや説明で、取り組みを通じて行政と住民が一体になり、新たなコミュニティの誕生ということがいわれていました。
自治会の名前も「美里」に変わり、福祉と人権の発信基地として、さらに成長し続けるであろうと思う。

私が感じた違和感。
同行の仲間が言った「誰も居ない。誰とも会わない」も考えれば一つの過程であると思う。

整備された住環境に、人息を吹き込むのは紛れもなく人間である。福祉と人権のまち・十里はこれから・・・。

5年経ったら、また来たい「まち」である。

(画像の中には頂いたパンフレットからの引用があります)

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